こんにちは。
現在開催中の企画展は、5月19日(日)が最終日です。
古文書とくずし字に少しでも親しんでもらいたい!!との思いで企画しています。
最初に、江戸時代の代官所で使われていた帳面の入れ物を展示。
これくらいの容器が必要なほどの量の文書を、当時の仕事で使っていたことがわかります。
| 縦55㎝、幅143㎝、高さ59㎝の木箱です | 
江戸時代は「文字社会」でした。
今も昔も社会にとって大事な「納税」について、江戸時代の納税にあたる年貢の納入に関わる文書を紹介。
| 村の年貢の内訳を記した文書 | 
また、「現在の戸籍を移す」行為の江戸時代版である「宗門請手形」という古文書も。
| 結婚のために移住する時に作成された「宗門請手形」 | 
古文書の紹介に続いては、実際にくずし字を読んでみよう!!ということで、
古文書の文字の解読クイズや、源氏物語の和歌のひらがなを当てる「ひらがなパズル」があります。
| パズルの一面にはくずし字の画像。その裏にはくずし字の元の字(ひらがな・漢字)。 | 
くずし字を解読するための便利なアイテムとして、くずし字の辞典の使い方を解説。
| 赤い箱の辞書は“くずし字”の世界で最も使用されているといってよい「くずし字用例辞典」 | 
最後に、くずし字や古文書学習の先輩たちから、勉強法やメッセージなどを寄せていただいた内容を掲示。くずし字に取り組む上でのヒントが詰まっています。
こちらでご紹介しています。クリックしてください↓
今治城 スタッフブログ: 噛めば噛むほど味わい深い?!古文書・くずし字アンケート結果
古文書を解読できると、昔の生活の様子、人の感性をたくさん知ることができて、とても面白いです。
そして、今の生活や社会を顧みることにもつながってきます。
ぜひ、古文書・くずし字の世界の扉を叩いてみてください!!
学芸員F
 
