2019年6月29日土曜日

中学生の職場体験実習①(今治市立日吉中学校)


こんにちは。


みなさんは👽宇宙人がいると思われますか?

1947年(昭和22年)アメリカで空飛ぶ円盤が目撃されたことに由来して、6月24日はUFОの日なのだそうです。
アメリカ空軍が未確認飛行物体をUFО(Unidentified  Flying  Оbject)と名付けました。


映画でも「未知との遭遇」「ET」「エイリアン」「インデペンデンス・デイ」などなどで、UFОや宇宙人の存在の可能性を感じさせてくれました。


むかしむかし日本の石川県でも、夜な夜な円盤状の形をした光る物体が飛ぶのが目撃されたそうです。
それがシンバルのような形をした仏具「そうはちぼん」に似ていたため、地元では「そうはちぼん伝説」として民話になって伝わりました。




さて、先日の19日、河野美術館の中学生職場体験学習の一環として、今治市立日吉中学校の女子生徒さんが今治城へいらしてくださいました。













河野美術館の学芸員Hさんが展示物を丁寧に説明します。




















今治城は歴史だけじゃなく、自然科学も学べます。







お疲れさまでした。
これで、今治城での職場体験が終わりです。






また、いつでも遊びにいらしてくださいね。
ちなみに高校生以下の皆さんは、観覧料無料です。

お待ちしております。

A





2019年6月24日月曜日

今治城で保管している史料の整理はこんなふうです(学芸員の仕事①)


こんにちは。


夏至(二十四節気)をむかえました。

一年でもっとも高く太陽が昇り、もっとも昼が長く、夜が短くなるころです夜になるのが遅く、朝になるのが早いということですね。









この日の夜は電気を消して、ろうそくの灯りで過ごす「キャンドルナイト」を実施するところもあるそうです。



きょうは今治城で保管してる昔の史料整理のようすを紹介させてください。


まずは史料1点ごとに番号をふって写真を撮ります。








その史料を表に記録します。







今治城で保管している史料を整理するときは、このように史料に番号をふって➝写真を撮り➝表に記録します。


史料に数字をふる方法はいろいろあるのですが(紙に数字を書くとか)今回は整理する史料の大きさがまちまちなので、臨機応変に組み合わせて使えるよう、数字の札を作りました。

数字の札作りは、史料整理の第一段階(下準備)ですね。






紙に数字を印刷してハレパネに貼ります。






金属のさしをあてて、カッターで切ります。








取り出しやすいように、それぞれのサイズ別に収納します。







札は番号だけじゃなく、史料の種類(障子・額・襖・箱など)も作ります。








これらを使って史料の整理をします。


きょうは、ここまで。


また、新しい作業が始まりましたら紹介させてください。



A




2019年6月21日金曜日

藤堂高虎公の像


こんにちは。


真っ赤に色づいたさくらんぼが出回り始めました。
佐藤錦は収穫期が2週間であることから、赤い宝石ルビーと呼ばれているようです。



今年の佐藤錦


山形県はさくらんぼの生産が全国一位。さくらんぼ狩りを楽しめる鶴岡市の観光農園では、18日の地震の影響で、観光客のキャンセルが相次いでいるそうです。


震度6弱だった鶴岡市の観光農園の代表は、「地震の被害はないので、ぜひ遊びに来て、さくらんぼを味わって欲しい」と話されています。


今月5日にも県内陸部で🍒ひょうや強風による農業被害が6億円を超えたばかりなので、さくらんぼに関わる方々の苦悩は計り知れません。






今治城のとなりにある吹揚公園の「藤堂高虎公の像」をご覧になったことはありますでしょうか。



















高虎公は普段の着物姿で愛馬にまたがっておいでます。

一般的な武将の像は甲冑姿。






菊池武光公の像 高虎公の像と同じく中村晋也先生の作

なぜ、藤堂高虎公の像は甲冑姿ではないのでしょう?


吹揚公園にある高虎公の像は平成16年(2004年)に製作されました。『今治城築城・開町400年祭 藤堂高虎公の像建立記念 藤堂高虎公』(発行者は今治城築城・開町400年祭実行委員会 発行年は平成16年9月26日)に記されています。


まずは、作業工程のようすを。


基礎の台座を作るためミニチュアをつくり
高虎公のイメージを粘土で形にします。















木の仏像や

石の彫像は

こんなふうに作るのですが、


「せかいのひとびと」より



銅像は、粘土でつくった原型を樹脂に置き換え、鋳造用原型をつくります。








原型をいくつかに分割し鋳型をつくり

鋳型に青銅を一気に流し込みます。

表面を仕上げ溶接し一体化し

完成した青銅の像の表面を化学反応で着色します。









このようにして藤堂高虎公の銅像がつくられました。








作者の中村晋也先生(2007年文化勲章受章)は、固有名詞の人の作品を依頼されると、故人であれば、まず、お墓をお参りを。

なので、像の製作まえに高虎公のお墓参りをしたあと、さまざまな史料を調べ、ゆかりの土地を訪ね、自分自身が高虎公になりきって像をつくられたそうです。







高虎公が甲冑姿でないのは、一度も今治城から出陣していないから。
戦いの日々から離れた高虎公が、築城時に城内を見回る姿をイメージして、このような普段の着物姿なのだそうです。













高虎公のイメージは、中村先生がこの仕事を受けられたときにすでに出来上がっておられたそうです。







このような藤堂高虎公の像がある今治城へいらっしゃいませんか。お待ちしております。


A



2019年6月18日火曜日

2回目のギャラリートーク(半井梧菴企画展)


こんにちは。


店先に青梅や黄梅が並びはじめましたね。






ご自分で梅酒や梅ジュースや梅干を作る方はワクワクされていることでしょう。

「梅はその日の難逃れ」と言われるくらい、梅の実には体を元気にするパワーがたっぷり詰まっているそうです。



6月9日に2回目の半井梧菴(幕末に活躍した今治藩医)企画展ギャラリートークが開催されました。









前回5月12日のギャラリートークと同じく、今回も盛況でした。

学芸員の話を聴きに来てくださった皆さま、ありがとうございました。















半井梧菴の神官姿(石鎚神社)の写真を説明しています。







今回は二人の小学生の参加があり、学芸員も説明に力が入っていました。お一人は刀が好きだそうで、ギャラリートークのあと、天守に展示されている刀を熱心に見てくださったそうです。









外国人の観覧者もいらしてくださり、写真や絵に顔を近づけて興味深げなようすでした。英語の説明があれば、もっと理解を深めていただけかもしれません。














半井梧菴の企画展は6月23日㈰まで開催しております。

展示物をご覧になりますと幕末の伊予の姿が見えてきます。
どうぞ、お時間のある時に今治城へいらしてください。

お待ちしております。


A



2019年6月16日日曜日

🚏 今治城近くのバス停


こんにちは。


6月中旬になりました。鮎(アユ)が解禁された清流のほとりで、ホタルの乱舞が始まりますね。







ホタルは子孫を残すためオスがメスに呼びかけ、メスがオスに応えて光ります。
成虫の寿命は約7~20日。その間、エサを食べずに水だけを飲んで、幼虫のときに貯えた栄養を使って光るのだそうです。

だから童謡で「こっちの水は甘いぞ~♪」と唄うのですね。




今治城にいらした方に「バス停はどこですか?」と聞かれるときがありますので、お知らせします。














まず天守を出て






門をくぐり抜け











高虎公の銅像の横を通って






鉄御門をくぐります。




土橋を歩いてお堀を渡り





お堀沿いの道路に出ます。





左を向くと





🚏バス停が見えます。






今治のバスは中央の入口から乗車し










整理券を取ります。




            
時間帯や曜日によって違いますが、1時間に5~10本のバスがとまります。







すべてのバスが今治駅を通りますのでJRをご利用の方には便利かとおもいます。

自家用車でいらっしゃる方はバス停近くにある1時間100円の今治城第一駐車場をご利用ください。














公共交通機関をご利用のかたも
自家用車でおいでるかたも
くれぐれも気をつけていらしてください。

職員一同お待ちしております。


A