2020年9月26日土曜日

『関西から行く!御城印めぐり』と『全国 御城印 大図鑑』に今治城の御城印が掲載されました。

こんにちは。


春先にやって来たツバメが皆、帰ってしまうころとなりました。




子育てを終えたツバメは、暖かい南の地域へと旅立っていきます。越冬先の東南アジアやオーストラリアまでは数千㎞。
一日に300㎞以上移動することもあるそうです。


ツバメの体は、空中生活用にできています。食事はもちろん、水浴びも水面スレスレを飛びながら一瞬のこと。大きな翼は長距離飛行に耐える丈夫さですが、足は退化しているので弱くて歩くのが苦手です。


ツバメの飛行速度は時速45㎞、外敵から逃げるときの最高時速は200㎞に及ぶともいわれます。多くの渡り鳥は、気流が安定し天敵に襲われにくい夜間に渡りますが、飛翔力が優れたツバメは昼間に堂々と渡っていきます。


沖縄の島々では、9月半ば~10月半ば、あちこちにツバメの大きな群が見られるそうです。海上の長い距離を渡る前にしばし休息するのでしょうか。






さてこの夏、今治城の御城印ぴあMOOK関西『関西から行く!御城印めぐり』に掲載されました。










ぴあといえば〈ライブ・コンサート・舞台・スポーツ・クラシック〉などのチケットを販売するチケットぴあの印象がありますが、その関連会社のぴあMООK関西から出版されました。



また9月には、宝島社から出版された『全国 御城印 大図鑑』に今治城の御城印が掲載されました。



宝島社発行 攻城団著


※ 著者の
攻城団とは、2014(26)年4月にオープンした日本最大級のお城情報サイトです。〈日本の魅力を、再発見すること〉をテーマに、初心者にもわかりやすいお城情報と、お城めぐりをライフワークとして楽しむためのサービスを提供しています。







それぞれの城が、熱い想いを込めて製作した御城印。
どの御城印にも家紋が記されています。家紋の由来を調べながら御城印を眺めるのも興味深いかもしれません。




日本100名城【79今治城】

こんにちは。


秋の彼岸を過ぎ、朝晩肌寒い日が増えて過ごしやすくなりました。みなさま、お変わりありませんか。

夏の盛りを過ぎて涼しくなったこの時季は、夏の疲れが出る秋バテ」(「夏バテ」に似た症状)になることがあるそうです。

食欲もしだいに回復し、美味しい食材が店頭に並ぶようになりました。
旬の食材を食べて体と心のバランスを整えたいものです。





今治城は9月19日~22日の連休中、久しぶりにたくさんの観覧者で賑わいました。なんと、この4連休中と今年の4・5・6月の三ヶ月間の来城者数が、ほぼ同じだったのです


観覧者のみなさまはコロナ禍の暮らしが長いので、感染症予防対策(人と人の間に距離を取る・マスクをする・手指の消毒)を自主的に守ってくださいました。





先日、お一人の観覧者の方から「100名城の認定証はどこにありますか?」との質問をいただきました。認定証と一緒に記念写真を撮りたいとのこと。

認定証は100名城スタンプを置いてるところに、こんなふうに掛けています。





せっかくですので、日本100名城スタンプラリーについて
お伝えさせてください。


日本城郭協会では、2007(平成19)年に財団設立40周年の記念事業として、日本100名城を選定しました。



監修 公益財団法人 日本城郭協会




この100名城は、全国の現存城郭・城郭遺構・城跡から、よく保存・復元され、時代や地域の代表としてふさわしい城郭が選ばれています。


日本100名城 公式ガイドブックより



そのなかの79番が今治城です。






これらの城郭をスタンプラリーしながら探訪すると、

 ★日本の城郭発展の歴史
 ★地理的環境による築城文化のちがい
 ★天守と石垣に代表される近世城郭独自の建築美

などを楽しむことができます。

お城を見学したあと、城下町を散策するのはいかがでしょう。現存の武家屋敷や町家、老舗の酒蔵や和菓子屋さんなどを訪ねるのも楽しい時間です。歴史や城郭に興味がなくても大丈夫です。
 







100名城スタンプを集めながら
御城印を集めるのも楽しいかもしれません。












2020年9月11日金曜日

いまばり文化財マップ 【miura-ori ミウラ折り】


こんにちは。


今日は季節の移り変わりを知らせる雑節のひとつ二百二十日(立春から数えて220日目)。9月1日の二百十日と同じように、昔から台風による被害を受けやすい厄日として警戒してきました。

先週気象庁は、接近する台風10号について何度も会見を行い、進路や大きさなどを説明し最大級の警戒と早めの対策」を呼びかけました。


昔は自然災害を予測する技術がなかったので、前もって警戒も対策もできないまま人も作物も被害を受けていました。
今のように天気予報が当たるようになったのは、気象衛星(気象観測を行う人工衛星)「ひまわり」が送ってくる観測データと、地上の観測データを組み合わせて天気予報ができるようになったからだそうです。



気象衛星「ひまわり」


気象衛星「ひまわり」のような人工衛星は、太陽光パネルで電気を作り、その電気を使って動いています。

太陽光発電パネルのように大きな平面体の構造物を宇宙に持ち出すには、小さく折りたたんで運ばなくてはいけません。

それを実現したのが「ミウラ折り」です。


ミウラ折りは、1970年に東京大学宇宙航空研究所の三浦公亮先生が考案した折の技術。対角線部分を持って左右に引っ張ればサッと広がり、パッとたためる簡単便利な折り方です


今治城天守入口に用意しているパンフレットの中に、この技術を使って折りたたんでいるいまばり文化財マップ〈今治地区〉があります。











さっとひろげて、ぱっとたたが得意な「ミウラ折り」のいまばり文化財マップ〈今治地区〉を広げてみました。
今治にある文化財を、地図上に番号をふって場所を示しています。










かげちかくん(村上海賊ミュージアムマスコットキャラクター)がいる場所の文化財は、日本遺産に認定された『日本最大の海賊の本拠地:芸予諸島-よみがえる村上海賊murakami KAIZОKUの記憶-』の構成文化財です。





折りたたんだ地図についてる厚紙の裏表紙の右
「ミウラ折り」の特許と商標番号が表示されています。






今治城にいらしたときは、天守入口にあるパンフレットラックをご覧ください。博物館や美術館、しまなみ海道マップや近隣の観光案内やチラシをご用意しております。













お好みのパンフレットを活用していただき、思い出深い旅にしていただければ幸いです。


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