こんにちは。
はやくも10月ですね。
こちら今治の日中はまだまだ暑い日が続いています。
秋らしくない気候ですが、スーパーの店先には栗🌰やキノコさんまにブドウ🍇など、美味しい食材がたくさん並び「実りの秋」がやって来ました。
この時季は空気が澄んでいるので、今治城の天守展望台から見る景色もくっきりハッキリ見えます。展望台に上がった観覧者にも「展望台は風が吹いて気持ちいいし、来島海峡大橋や島や山がよく見えるね」と好評です(*'▽')
さて先日、犬走りに入る機会がありました。
★そのとき撮影した動画はツイッターに掲載中★
今治城の犬走りは一般公開していないので、職員も気軽に入れる場所ではありません。※学校などの教育的行事や学術的な研究者などでの利用については、今治城へお問い合わせください。☎ 0898-31-9233
犬走りとは、石垣の周りにある細長い平地。
犬走りへの入口付近から撮影 |
今治城は街中にあるのですが、絶滅のおそれのある動植物が生息・生育することができています。それは犬走りに人が自由に出入りできないように管理されていることや、定期的な手入れや専門家による観察と保護がある環境などのおかげです。
犬走りの草刈り |
命綱を装着し石垣の草を刈る |
今治城に犬走りが設けられたのは、砂浜の弱い地盤を補強するために設けられたと考えられています。
現在、今治城の堀は海とつながっているので、潮が満ちると堀の水位が上がり、犬走りは海水に浸かります。
海水に浸かり始めた犬走りを2019年10月28日のブログ☞https://imabarijo.blogspot.com/2019/10/blog-post_14.html に掲載した写真でご覧ください。
これらの写真を撮ったあと犬走りは完全に水没し、松の根元も海水に浸かりました。今治城の松は、海水にどっぷりつかっても枯れることなく元気です。
松が乾燥や塩に強いとはいえ、砂地は小さな苗木にとって過酷な環境。全国の海岸にも松林がありますが、これらは自然に生えたのではなく、人の手によって植林されました。
苗木のまわりに防風垣を作り、砂の表面にわらを敷き、遠くから水を運んで撒(ま)いたりして、人が手間ひまかけて大事に育てたのです。
来城されたとき、そこらへんのことに思いをはせながらご覧いただけると興味深いかと思われます。
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