本日1400より、前回のブログ記事でも告知しておりました今治城企画展「暮らしの今昔in今治」の展示説明会を開催しました。
展示している洗濯道具の変遷を説明。 |
今回のテーマである「衣食住」に関する生活道具についてキャプションに書かれていない内容を中心に説明しました。
しかし、情けない事に企画展を担当した昭和末年生まれのアラサー学芸員は、そのどれもが実際に使用した経験はありません。(汗)
もちろん、個々の展示物の基本的な使用方法は調査済みなので説明は出来るのですが、どうしてもリアリティに欠けてしまいます…
そこで、今回は参加者の中で、実際にこれらの生活道具を使用した経験のある年配の方に、当時の思い出を交えながら語って頂きました。
飯櫃の使い方について、当時の思い出を交えながら使用
経験のある方に語って頂きました。
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やはり、実際に使用した経験のある方が語ると、説得力がありますね。
例えば、炊いたご飯を保温しておくための道具である飯櫃は、より保温効果を高めるために藁を巻いて使用していた事や、暖房道具である湯たんぽは、金属製より陶器製の方が火傷する心配もなく、ちょうどいい温度で使いやすかったと等々、私自身も経験した事のないエピソードを知る事が出来ました。
展示物を通して参加者同士のコミュニケーションも見られ、これまでとは少し違った展示説明会になったかと思います。
なお、本企画展は6月18日(日)まで開催しております!
まだ期間はありますので、ぜひ多くの方のご来城をお待ちしております。
学芸員 伊津見
展示物を通して参加者同士のコミュニケーションも見られ、これまでとは少し違った展示説明会になったかと思います。
なお、本企画展は6月18日(日)まで開催しております!
まだ期間はありますので、ぜひ多くの方のご来城をお待ちしております。
学芸員 伊津見