久々のブログ更新になります。
ここ最近、放置気味になっており、申し訳ない次第です…
さて、久々の投稿内容は本日10月7日(土)より今治城で始まりました平成29年度特別展「今治藩の家臣団」についてです。
特別展「今治藩の家臣団」のポスター |
今治城では、昨年秋に今治藩主として江戸時代に今治を治めた久松松平家を取り上げた「今治藩主 久松松平氏の世界」を開催致しましたが、今回の特別展「今治藩の家臣団」はその今治藩主久松松平家に仕えた家臣たちをテーマとしています。
彼らについては、史料の制約等があってわからない事も多いのですが、今治城ではここ数年にわたって家臣の末裔宅での史料調査を継続的に行っており、少しずつ成果を上げてきています。
今回、その調査の過程で発見された貴重な史料を一部展示する事で今治藩の家臣団の実像に迫る内容となっております。
具体的な展示品としましては
・藩主から家臣たちに宛てた知行宛行状
・家臣たちの日常にまつわる道具
などなど。
この他にも幕末明治初期の家臣を撮影した古写真類や、江嶋為信や半井梧菴といった特徴的な業績を持つ家臣に関する史料も展示しております。
全部で50点になる展示史料ですが、中には約100年ぶりに今治に里帰りしたものも含まれており、その点でも今回の特別展はこれまでと違った内容になっているといえるでしょう。
ぜひ、多くの方に見学して頂き、今治藩と藩主の久松松平家を支えた家臣たちの実像に触れてもらえればと思います。
会期は10月7日(土)~12月3日(日)まで。
会場は城内の山里櫓になります。
(観覧券購入は天守閣1階の受付でお願い致します。)
会場内の風景 |
今治城学芸員 伊津見