こんにちは。
日が暮れるのが早くなりましたね。
〈秋の夕暮れはつるべ落とし〉と言われるとおり、勤務が終わりお城を出る頃は明るいのですが、自宅に帰り着くまでの間に日が沈んでしまいます。
清少納言が枕草子で「秋は夕暮れ…」と書いているように、夕日が沈む山の端あたりは、なんともいえない色合いに染まります。
さて、先週の土曜日10日は天守復興40周年記念日でした。
1980(昭和55)年10月10日に今治城竣工落成式が行われたことから、この日を記念日に。
2020(令和2)年は、今治城天守が建築されて40年の節目なので、期間限定デザインの「御城印」を作り、天守復興40年をお祝いすることにしました。
10月10日(天守建設の落成記念日)と11日は、期間限定デザインの「御城印」を無料配付しました。
12日からは通常の「御城印」と同じく300円で販売しています。
(~12月28日まで。数量限定)
この「御城印」は、天守復興40周年のお祝いの気持ちを込めて職員が手作りしましたので、一枚も同じものがない「御城印」です。
せっかくですので「御城印」ができるまでを、お伝えさせてください。
今ある「御城印」を基本に、一部分を変えることにしました。登城記念の位置に 祝 天守復興四十周年の文字を。
梅鉢紋と藤堂蔦紋の位置を上下入れ替え、色を変えました。
天守復興40周年を祝う記念の「御城印」は登城記念ではないので、日付はなくして令和二年だけとしました。
より一層お祝いの気持ちやおめでたいを表現したくて、試作品をいくつも作りました。
今治城天守40歳のお誕生日をお祝いしたい。人間の誕生日をお祝いするのと同じ感覚です。
お祝いといえば、紅白の水引がついたご祝儀袋。紅白まんじゅうに紅白の幕。
なので朱肉を使い、書類に押す「今治城印」を令和二年の下に押しました。
おめでたい色といえば、新郎新婦の背面にある金屏風の金。オリンピックの金メダル。そして ♪ マツケンサンバ ♪ の金ぴか衣装。
当時、テレビ📺の画面に金色の着物姿で髪の毛に金色のラメをふりかけステップを踏む彼の姿は、圧倒的なおめでたさが伝わってきたものです。
なので、家紋にキラキラ✨金を振ることにしました。