ついにゴールデンウィークが始まりましたが、この期間中に国内外へ旅行に出かける方も多いのではないでしょうか。
今治城も初日から多くのお客様で賑わっております。
さて、そんな今治城ですが、本日29日より城内の山里櫓において平成29年度企画展「暮らしの今昔in今治」が始まりました!
そのため、今回は明治時代から現在にかけて実際に使われた様々な生活道具約50点を、今治市内の各資料館や公民館、或いは個人の方から借用して展示しております。
会場の山里櫓。 城の正面に当たる鉄御門の反対側にあります。 |
山里櫓奥の企画展コーナー入り口。
|
今回の企画展は山里櫓の3分の2を会場に充てています。
それでは展示品の一部を紹介します!
まずは、日本人の「食」に欠かせないお米に関係する道具である電気炊飯器と飯櫃。
飯櫃(左)と電気炊飯器(右) |
今の炊飯器は、ご飯を炊くだけではなく、保温する事も出来ますが、昭和30年代に登場した炊飯器はご飯を炊く事しか出来ませんでした。
そのため、当時はご飯を炊いたら冷えないように飯櫃という保温専用の容器に移しかえていたのです。
次は木製冷蔵庫。
氷を使った木製冷蔵庫 |
明治時代の終わり頃に登場したそうですが、今のような電気で冷やすのではなく、氷の塊を扉が開いている上段に入れ、その冷気を利用して食品を冷やすという仕組みでした。
内部にはブリキ板が貼られているのですが、これは冷気を外に逃さないための工夫の1つです。
会場風景 |
展示品の紹介は以上ですが、この他にも足踏みミシンや炭火アイロン、灯油ランプといった昔実際に使われていた生活道具が多数展示しております。
恐らく懐かしいという感想を持たれる方も多いのではないでしょうか。
また、それだけではなく、今の生活道具も一緒に展示しています。
例えば炭火アイロンなら、その現代版に当たるコードレスアイロンを並べて展示する事で、身近な生活道具がどのように変化していったのかがわかるようになっています。
昭和レトロ感あふれる平成29年度今治城企画展「暮らしの今昔in今治」。
6月18日(日)まで開催しておりますので、多くの方のお越しをぜひお待ちしております!
今治城 伊津見