こんにちは。
ツバメが巣立ちをする季節になりました。
今治城の天守でもハトが巣作りをしようと、半開きにしてた鎧戸とガラス窓の間に木の枝をせっせと運んでいます。
鳩のクック―クックーという鳴き声と、ガラス越しに鳩の姿を見た観覧者の方々が「ハトが閉じ込められています!」と心配して教えに来てくださいます。
天守のまわりを鳩がテケテケ歩くようすは、平和そのものですね。
ちょうど先週の新聞(5月25日朝日新聞)に、このような記事があったので載せさせてください。
話がそれてしまいました。
では、天守の話をさせていただきます。
お城といえば天守、のような情報発信が多いせいか(お城=天守)のイメージがありませんか。
お城を構成しているのは、天守の他に、堀・石垣・櫓・御殿・門・橋などがあります。
戦国時代から江戸時代に建造された天守のうち、火災や解体危機や、戦争による被害を乗り越えて現存している天守が12あります。
国宝や重要文化財、世界遺産にも指定されている名城ぞろいです。
天守は時を経て、軍事的利用から権威の象徴へ変化していきました。
天守は、幕末のころ約70があったそうですが、ほとんど明治時代初期に解体されたため、残った天守は約20だけになりました。
その後、戦災や落雷火災で焼失したので、
現在まで往時の姿を残している天守は、
わずか12です。
そのなかの4つが四国にあるので訪ねられてはいかがでしょう。
今治城は現存天守ではありませんが、石垣と堀は江戸時代のものです。
石垣と堀をながめて悠久の歴史を感じられてください。
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