こんにちは。
梅雨の訪れを告げる「菖蒲」が咲くころですね。
「菖蒲」と書いてアヤメともショウブとも読むのは、昔の人々もアヤメとハナショウブを混同してたからだそうです。
どちらも優劣がつけがたいことを意味する「いずれアヤメかカキツバタ」ということわざがあるように、アヤメとカキツバタもよく似ています。
見分けがつきにくい
アヤメとカキツバタとハナショウブ
今治城の堀にいるボラとチヌも見分けがつきにくいです。
お城の堀は海とつながっているので、海水魚がたくさん泳いでいます。
フグ🐡もいるんですよ。
ずいぶん前は、お堀の周りから釣り糸をたれて魚釣りをしている人を見かけましたが、今は堀の魚を獲ることは禁止されています。
今治城の堀は、潮の満ち引きによって海水が出入りするので水面が上下します。
こちらの水路を通って海水が出入りします。
水路は、この道路の下をくぐって
海とつながっています。
こちらが、海から堀へ、海水が流れ込む入口です。
このように海と堀がつながっているので、ときおり海からの珍客が訪れます。
お堀の底から真水(蒼社川の伏流水)が湧いているところがあるので、淡水魚のメダカもいます。
河口の汽水域(淡水と海水が混在した状態)のように、海と川の生きものが暮らしている珍しい堀です。
現在の堀は海から離れた場所にありますが、かつては外堀・中堀・内堀という三重の堀に海水を引き入れ、海から船に乗ったまま直接入ることができるようになっていました。
平成30年度 今治城特別展『よみがえる瀬戸内の名城ー今治城図録・古写真展ー』(一般財団法人今治文化振興会 今治城、2018年)より引用
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今は写真中央(武具櫓2階の左側)道路下にある水路から、海水だけが出入りしています。
今治城は、50m~70m幅(弓矢の届かない距離)の堀と9m~13mの高い石垣で、本丸への侵入を防ぎました。
日本一の海城【今治城】へいらっしゃいませんか?
職員一同お待ちしております。
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