2020年3月18日水曜日

おかえりなさい、源氏物語図屏風! ニューヨークのメトロポリタン美術館から今治・河野美術館へ。


こんにちは。


もうすぐ桜の季節ですね。

今治城の桜の木にも、夜桜見物の照明の準備が完了しました。写真の中央と左端に写っている電球💡わかりますでしょうか。


2020(令和2)年3月17日 今治城の桜


桜は日本を代表する花の一つですね。

日本の古典文学で、海外によく知られているのは源氏物語。

ドナルド・キーン博士(日本文学と日本文化研究の第一人者)は、源氏物語の英訳本と挿絵の出会いが、日本に興味を持つきっかけだったそうです


その『源氏物語』を題材とした、河野美術館所蔵の「源氏物語図屏風 (須磨・浮舟)」が、昨年の4月12日~6月16日の間、アメリカ合衆国ニューヨークのメトロポリタン美術館に展示されました。






河野美術館の檜垣学芸員さんからいただいた、メトロポリタン美術館での展示のようすがこちらです。






昨年2019年(令和元年)5月15日の愛媛新聞の記事にもなりました。





今月22日()まで、河野美術館に展示されている「源氏物語図屏風」を観て参りましたので紹介させてください。(※写真は河野美術館に許可をいただいて撮影しました。)










「源氏物語図屏風」の左隻(させき)には、光源氏の孫の匂宮(馬上の人物)を中心とする「浮舟」が描かれ、






「源氏物語図屏風」の右隻(うせき)には、光源氏(右端の人物)を中心とする「須磨」が描かれています。










源氏物語の【写本】も展示していました。











印刷技術が発明されるまで、書物は全て手書きの【写本】でした。



2020(令和2)年3月15日の朝日新聞より



与謝野明子の現代語訳が出版されてから、新しい現代語訳が出るたびに違った魅力をみせてきた源氏物語。昨年9月、新しい現代語訳が出版されました。



2020(令和2)年3月12日の朝日新聞より






今度こそ、世界中に愛されてきた「源氏物語」を読み進めたいものです。