2020年11月4日水曜日

観覧者からの質問 ①【硯屏(けんびょう)ってなに?】

 こんにちは。


GOTOトラベルキャンペーンが始まって一ヶ月が過ぎました。

この制度を利用すると旅行代金が割り引かれ【地域共通クーポン】も発行されます。今治城は紙のクーポンだけ使用可能。残念ながら、電子クーポンは扱っておりません。




今もコロナ禍の最中でありますが、たくさんの観覧者が今治城にいらしてくださっています。

みなさん感染症拡大予防が日常生活の一部になっているようで、慣れた様子で手指をシュッシュと消毒して天守に上がって行かれます。もちろんマスクを着用で。


今治城には天守の他に3つの櫓があります。




①天守


②御金櫓

➂山里櫓




➃鉄御門・武具櫓

先日、➂山里櫓を観覧中のお客さまから、展示している硯屏(けんびょう)の使用方法について質問がありました。



調べましたので、お伝えさせてください。


硯屏(けんびょう)の漢字を分けると、

硯は(すずり)

屏は(へい)


漢字からもわかるように、硯屏硯(すずり)のそばに立てて使う小さな衝立(ついたて)のことで、書道道具の一つです。

墨の中にチリやホコリなどが入らないように、風の影響で墨が乾かないようにするために使いました。どちらかというと鑑賞物としての役割が大きく、机の上を飾る文房具として愛用されてきたようです。


山里櫓にある硯屏は木製ですが、素材やデザインが凝ったものもあるそうです。


山里櫓には、孫の手の豪華版?のようなものもあります。



これらの使用法も調べましたので、次回お伝えさせてください。