こんにちは。
船の進水式をご覧になったことはありますか。
今治には造船会社が多数あるので、進水式を見る機会があります。見学したことのあるスタッフの話では、船が進水台を滑り降り入水する様子は圧巻だそうです。
波止浜にある今治造船での推進式の様子 (四国旅マガジンGajAより) |
今治は昔から、阪神地域と九州を結ぶ交通の大切な地点でした。
島々が点在する見通しの悪い地形と来島海峡の強く複雑な海流から、交通の安全と輸送を担うため、村上海賊が勢いを増したといわれています。
詳しくは、日本遺産「村上海賊」公式アカウントhttps://twitter.com/jh_KAIZOKUをご覧ください。
村上水軍博物館のリーフレット |
村上水軍博物館のリーフレット |
このようなことから海運業が盛んになり、造船業・製鉄業も発展してきました。また、船舶貸渡事業者(地元ではオーナーと呼ばれる)も多数存在し、外航船所有数も日本一なのだそうです。
2009年から2年に一度【バリシップ】というイベントが今治で開催されています。
これは世界に向けた企業間の展示会でありますが、海への関心を深めてもらうことと、海事人財の育成も目指しています。昨年のバリシップは、今治城の職員Ḿがお手伝いに行きました。
今治市はパナマ共和国のパナマ市と姉妹都市提携をしていており、【バリシップ】ではパナマ領事館のブースも出展されます。
昨年の5月末、在パナマ日本大使が今治城にいらっしゃり、天守を観覧されました。大使の姿を拝見するのは初めてでしたので、緊張したのを思い出します。
2015年には、今治にパナマ海事庁(東京以外で初の国内海事事務所)がオープンしました。このことからも、今治が海事都市であることがわかります。
広報いまばり2月号に、日本遺産「村上海賊」の連載第二回
「日本最大の海賊」の本拠地から「日本最大の海事都市へ」という記事があります。こちらもあわせて覧いただけると理解が深まるかと思います。city.imabari.ehime.jp/kouhou/koho/20
せっかくですので、パナマ運河のことを少し。
パナマ運河は1914年に完成し、太平洋と大西洋(カリブ海)をつなぐ、全長約80㎞の運河です。
船の目的地がワシントンの場合、パナマ運河を利用すると、南アメリカ大陸のマゼラン海峡やドレーク海峡を回り込まずに海運で行き来できます。
水色●ワシントン 赤●パナマ運河 黄色●マゼラン海峡・ドレーク海峡 |
詳しくは、外務省ホームページ【わかる!国際情勢】をご覧ください。https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/index.html
今治城に大使が来てくださったおかげで、パナマと今治に交流があることや、今治が海事国際都市であることを知ることができました。
今治城で販売中のバリィさんはがき |
今年は、どのようなお客さまがいらっしゃるか楽しみです。
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