こんにちは。
日本の伝統模様「青海波(せいがいは)」ってご存知ですか。
Wi-Fiのマークのように、同心円の弧を規則的に重ね並べ
た、あの模様です。
打ち寄せ続ける波に永遠の幸せや繁栄を願い、奈良時代から多くの日本人に愛されてきました。
今治城天守のトイレ前にあるWi-Fiスポット表示板 |
青海波にかぎらず伝統模様にはそれぞれ意味があり、それぞれの願いを込めて〈ハンカチ・てぬぐい・きものや和装小物・食器や和菓子など〉の模様にしました。
青海波と千鳥柄のてぬぐい |
日本には、世界に誇れるデザイン〈家紋〉があります。
家紋のはじまりは、平安後期に公家が家の印として用いた文様でした。
はじめは他家との区別のためにつけられた独自の文様でしたが、しだいに好みの文様を趣味でつけるようになったようです。
「日本の文様解剖図鑑」より |
鎌倉時代になると、武家は戦場で敵味方の区別をつけるため、よりわかりやすく記号化された文様がうまれたそうです。
公家とは別の実用的な立場からうまれた文様(家紋の先駆け)は、戦国時代に入って、より一層広がったようです。
「日本の文様解剖図鑑」より |
このたび販売することになりました〈御城印〉は、
伊豫 今治城の文字の背景に、
今治城を築いたの藤堂家の家紋である【藤堂蔦紋】と
藤堂家のあとを継いだ久松家の家紋である【星梅鉢紋】を
縦にならべました。
「伊豫 今治城」の字体は、
国立国会図書館デジタルコレクション「〔日本古城絵図〕南海道の部(2)295伊予今治城」の表記を基にして作成しました。
長らくお待たせしておりましたが、ようやくお渡しできるようになり職員一同安堵しております。
今治城の登城記念〔御城印〕は観覧券売場にて300円で販売しております。今治城へいらした記念にどうぞ。
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