こんにちは。
11月も末になりました。今年も残すところあと一ヶ月。
一年を振り返り、年を重ねるたびに一年が短く感じるようになったと思いませんか。子供のころの一年は、とても長かったように思います。
初めての場所へ行く時、行きより帰りの方が近く感じます。帰りは知った道だからか、時間も短く感じます。
年を重ねると一年が短く感じるのは、経験値が上がって知らないことに触れることが少なくなり、ワクワク・ドキドキすることが少なくなったからかもしれません。
普段の暮らしの中にちょっとした新しいことを取り入れると、少しは若返るかも、です。
今治城に新しい事を始めた人たちがいます。
10月1日からお城で働いているシルバーさんたちです。
お城では13人のシルバーさんたちが活躍されていて、9月末に3人の新旧交代がありました。新しいシルバーさんたちがお城で働くようになって2ヶ月。みなさん慣れたようすで働かれています。
どなたも、お城の仕事をするようになって生活がとても変わったそうです。出勤日はもちろん、休日の生活にも張りがあるようで。体調を整えたり、海外からの観覧者に対応できるように英会話も勉強されているそうです。
すこし前になるのですが2019年8月31日の愛媛新聞の今治市シルバー人材センター全面広告に、今治城のシルバーさん3人が登場しました。
せっかくですので、「新しい事を始めるのに年齢は関係ない!」と思わせてくれる【伊能忠敬】のことも『別冊太陽 伊能忠敬 歩いて日本地図をつっくた男』2018年5月24日平凡社発行を参考にしながら、紹介させてください。
彼は、49歳で天文学や暦学を学び始め、55歳で測量の旅へ出発しました。
52㌻より |
距離の図り方は、69㎝を一歩の歩幅とし、何歩👣歩いたかで図りました。71歳になるまでの17年間、日本全国測量の旅は続き、計10回も出かけました。
104・105㌻より |
伊能忠敬が今治を測量したのは1808年8月。四国沿岸の調査をしたのは第6次測量のときだったそうです。(『今治城の謎』発行ドメインしまなみ事務局より)
82㌻より |
こうしてできあがった『大日本沿海輿地全図』(だいにほんえんかいよちぜんず)は、江戸幕府だけじゃなく明治政府も頼りにしました。
8・9㌻より |
伊能忠敬の生涯を知ると、「その気になったときが初め時」と希望が持てます。
わたしたちも先輩たちを見習って、年を重ねたいものです。
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