こんにちは。
二十四節気の大寒が過ぎました。
この時期の冷え込みはとても厳しいですが、太陽の日差し🌞は少しずつ力を増してきます。お天気がいい日は、部屋の中よりも戸外の陽だまりのほうがポカポカ暖かく、前日の寒さがウソのようです。
こうして寒い日と暖かい日を繰り返しながら、春に近づいていくのですね。
さて今回は、学芸員の仕事を紹介させてください。
学芸員のおもな仕事は、資料の「収集」「整理・保存」「公開・展示」「研究・分析」「教育普及活動」など。欧米ではキュレーターとよばれ、特別な専門職として厚遇されています。
学芸員は国家資格で、自分が身につけた専門分野の知識を使って、美術館や博物館、動物園や水族館や植物園などで働きます。
ただ、資格取得者の数に対して採用枠が少ないというのが現状です。
今治城の学芸員は、先に紹介した仕事に加えて、観覧者や電話による疑問質問に答えたり、城内の案内や説明、公民館の文化講座や史談会の講師も務めます。
お城の繁忙期には、窓口や駐車場の業務、展示ケースの電球替えや施設の点検など、多種多様な仕事をこなします。
実際の仕事の様子を写真で紹介させてください。(昨年5月の臨時休館中にした掛軸の展示替え)
今回展示替えをする掛軸に限らず資料を痛めないため、長机に白い布をかけます。
マスクは飛沫が資料にかかるのを防ぐためで、コロナ禍でなくても資料調査のときは着用します。
準備ができましたので、箱から掛軸を取り出しましょう。
左右傾かないように、同じ速さでくるくると下へ。
資料を大切に扱います。
展示する前に寸法を測り状態を確認。
掛軸を元の箱に戻し保管するときの紐の結び方も、ご覧ください。
天守4階の展示替えは、こんなふうに行われました。
学芸員を目指すみなさん、頑張ってください!
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