こんにちは。
鍋物が美味しい季節になりました。
寄せ鍋・水炊き・キムチ鍋・すき焼き・土手鍋・もつ鍋・ちり鍋・ちゃんこ鍋・しゃぶしゃぶ・みぞれ鍋…書ききれない種類の鍋料理。どれも、美味しく体が温まります。
今治城は、本格的に冷え込む日も、たくさんの観覧者がいらしてくださいます。先日、天守の展示物を熱心に観てくださった方から「鎧兜の重さって、どのくらいあるの?」と質問がありました。
お答えするために史料を探しましたら、今治城(一般財団法人今治文化振興会)が発行している『今治藩の家臣団』の12㌻に鎧兜の重量の表示がありました。
2019年9月20日第二版「一般財団法人今治文化振興会 今治城」発行 |
具足 (ぐそく)の総重量10.72キロ
兜(かぶと)の重量2.08キロ
とあるのですが、鎧兜でも甲冑でもなく、具足と書いてあります。
具足って、なに?
足に付ける甲冑にしては重すぎます。調べてみました。
具足の「具」は「そなえる」
具足の「足」は「たりる」
つまり具足は、【フル装備】の状態を言うようです。
武士が戦うときに体のさまざまな部位を守る具足は、戦術の変化・武器の進歩・西洋甲冑の影響など、いろいろな要因の影響を受けて変化したそうです。これはまた、次の機会に調べることにいたします。
今治城天守にも、具足や刀(かたな)・槍(やり)・鉄砲などを展示しています。どうぞ観にいらしてください。
お待ちしております。
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