こんにちは。
四国から本州へ橋を通って行くには3つのルートがあります。
①瀬戸内しまなみ海道(1999年開通)開通20周年
➁瀬戸大橋(1988年開通)
③明石海峡大橋(1998年開通)
nexco西日本 高速道路ガイドマップより |
12月10日しまなみ海道の来島海峡大橋を通って、大島にある村上水軍博物館へ学習見学に行きました。
途中にある来島海峡サービスエリアに寄りますと、売店に『村上海賊の娘』が。
近づくと書籍ではなく、お土産(たまご煎餅)でした。
『村上海賊の娘』の単行本が出版された頃の本屋さんのように平積みしていたので、書籍に見えたのですね。
村上水軍博物館の観覧者数は、新潮社発行『村上海賊の娘』(和田竜著)の単行本が出版された2013年あたりから、とても増えたそうです。
その後、2015年から2019年に『村上海賊の娘』(和田竜原作・吉田史朗作画)が小学館のビックコミックスピリッツに漫画連載されました。
2016(平成28)年4月に日本遺産に認定された影響もあり、今も観覧者数は増えたまま維持されているそうです。
では、村上水軍博物館へ学習見学に行った様子をお伝えさせてください。
駐車場から見た博物館です。
丸に上の字、たなびく三色の旗が迎えてくれました。
博物館は、今治城から車で約一時間。来島海峡大橋(全長約4㎞世界初の三連つり橋)を渡り、高速道路を大島南インターチェンジから出て、国道317号線を走ります。
赤●の場所に村上水軍博物館があります。
博物館入口横にある船。
館内に入ると、子供たちが村上海賊に親しめるように、かげちかくんのイラスト付きのクイズがありました。
【村上水軍博物館の許可をいただいて、館内や写真を撮影させていただけましたので 📷 ご覧ください。】
景親は、有名な村上武吉の次男で、小説『村上海賊の娘』では、主人公「景」の弟として重要な役割を担っています。
その、かげちかくんイラスト付きの村上水軍クイズもんだい①から進むと、額縁のように細工がしてある窓があります。そこから覗くと、このような景色が。
その景色を、子供たちがわかりやすいように親しみやすいように、文字の形や説明文を工夫した説明がありました。
次は、椅子に座って村上海賊を映像で観ます。
館内のあちこちに椅子があるので、ゆっくり休みながら観覧することができます。
展示物の説明は、日本語と英語があります。
今治城にいると櫓(やぐら)と読むのに慣れていますが、
今治城観覧券の裏側。櫓(やぐら)と読みます。 |
このように、押し引きして和船をこぎ進める道具の櫓は、(ろ)と読みます。
村上海賊が使っていた武器。
日本遺産・村上海賊公式パンフレットの表紙は、村上海賊の過所旗が使われています。(過所旗とは、関所などの通行許可証として使われた旗のこと)
〈昔の手紙の折り方〉の体験コーナー。
〈甲冑や小袖を着る〉変身体験コーナー。
村上水軍博物館では、五感を使って海賊を理解できるような工夫がたくさんありました。
3階の展望デッキ(黄色の旗が立っている場所)からは、能島城跡が目の前に見えました。
ちょうど見学させていただいた日は、村上武吉(村上海賊の英雄的な大将)が着用したと伝わる陣羽織を、大和ミュージアムへ貸し出す日でした。
そちらの作業も見学させていただけました。
大和ミュージアムの学芸員さんが、陣羽織の現状をチェックします。
村上水軍博物館の学芸員さんと、陣羽織を梱包する日通のスタッフが見守ります。
梱包が始まりました。
とても丁寧な作業が続きます。
箱をプチプチで包んで作業完了。
めったに見ることのできない作業を見学させていただけました。
梱包した陣羽織を車に乗せて大和ミュージアムへ。
こうして運ばれた陣羽織。
大和ミュージアム(広島県呉市)で観たくなりました。
★参考まで★
「瀬戸内海を越えて ー 安芸国と伊予国 ー」
会期 令和元年12月4日(水)~令和2年2月3日(月)
料金 無料
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