2015年3月17日火曜日

霧に包まれる今治城

こんにちは。

普段は3週間~1ヵ月おきに更新するという、ズボラな今治城ブログでありますが、今日は前回からあまり間を置かずに投稿します。

というのも、今日はなかなか見ることのできない光景が広がっていて、ぜひご紹介をと思ったからです。

その光景が、こちら。

今治城の正面。


深い霧です。


城内の公園。藤堂高虎像の向こうにそびえる天守が・・・


見えません。


瀬戸内海では春には霧はちょくちょく発生していて、瀬戸内海に面する今治平野にも霧が立ち込めることがあるのですが、こんなに濃い霧は珍しいと思います。


調べてみたら、今日は瀬戸内海一帯に濃霧注意報が出たみたいですね。高速道路や空の便など、交通機関にも影響があったようです。
事故など起きていないでしょうか(心配)



海の方角を見てます。もっと濃い霧になってそう。


実は昨日、今治城でロケ撮影があり、その時も少~し霧がかかっていたのですが、まだマシだったとホッとしています。今日だと大変なことでした。
きっと、関係者の方々の日頃の行いが良かったのでしょう()


今治城の辺りの霧は、お昼過ぎにやっと晴れました。

午前中に来館くださった皆様には、ちょっと不運だったかもしれません。。。
また来ていただく機会がありましたら、今度は良い天候であることを祈ってます!





2015年3月6日金曜日

石垣を撮影(定点観測)

こんにちは。

少しずつ暖かくなり、春の訪れを感じるようになりました。
いかがお過ごしでしょうか。

今治城の周囲には高さ9~13mの石垣がめぐっています。

今治城の石垣(南から)

400年前の江戸時代初期、1604年頃に完成したと考えられ、現在に至るまでに、色々な箇所での修復が何度も行われていますが、全体的には江戸時代の石垣であり、築城当時の石垣も少なくない場所で残っているという、大変貴重な遺構です。

石垣は城の守りを固めるために重要で、頑丈に造られているのですが、どれほど頑丈でもいつかは必ず劣化し、壊れます。数百年もの年月を経ていたら猶更です。


病気をきちんと治すためには、「早期発見」することが重要です。
「早期発見」するためには、定期的な健康診断が有効です。


同様の考えのもと、今治城の石垣についても、外見の形状を経過観察するため、石垣の全周の写真撮影を定期的に行っています。
先日、その撮影を実施しました。

撮影の様子①

継時的に同一のアングルの写真が必要なため、撮影の仕方はあらかじめ決まっており、決まった位置から、カメラの高さを一定にして撮影します。

撮影の様子② 垂直に立てているメジャーの目盛に合わせ、カメラの高さを一定にしています。


地道ですが、今治城を守っていくための大事な作業です。


撮影の様子③

その日は風は少々強かったものの、暖かな日差しのもとで調査することができました。

春はもう近いですね。