2018年7月22日日曜日

企画展 「“ぼくがうまれた音” 智内兄助絵本原画展」


こんにちは。

暑い日が続いておりますが、今治城は元気に開館しています!!

そんな今治城で、新しい企画展
「“ぼくがうまれた音” 智内兄助絵本原画展」が始まりました。

会場内の様子

 智内兄助(ちない きょうすけ)さんは、1948年に地元今治市に生まれ、現在、世界的に活躍されている画家です。

鮮やかな色彩で幽玄な世界を創り上げる独特の画風で知られています。

この絵本「ぼくがうまれた音」は、智内さんと同郷の同級生で、これまた世界的に活躍されているトランペット奏者の近藤等則(こんどう としのり)さんとの合作です。

絵本「ぼくがうまれた音」

近藤さんの生い立ちについて、近藤さん自身が文で表現し、智内さんが絵を描きました。

この絵本の原画を今治城が所蔵しており、今回、その全点を展示しております。

原画一点一点に、近藤さんの文章も添えています。

展示の様子 1


展示の様子 2

原画は、智内さんらしい、とても鮮やかで独特の描写です。
そして、型に囚われない自由があります。

何と、本物の自転車を組み込んだ絵があります。必見です。

そして、近藤さんは海の近くで生まれ育ったため、海にまつわる絵が多く、子供の頃の懐かしい情景が浮かびます。

展示の様子 3

この絵本の原画は、絵本の国際賞である「プラティスラヴァ世界絵本原画展」(スロバキア文化省主催)において、2009年にBIB PLAQUE賞【金牌賞】を受賞しました。

この企画展では、その時の賞状と記念品(金牌など)も、特別に智内さんが貸してくださり、展示しております。

2009年「プラティスラヴァ世界絵本原画展」(スロバキア文化省主催)
で受賞したBIB PLAQUE賞【金牌賞】の賞状と記念品


企画展「“ぼくが生まれた音” 智内兄助絵本原画展」は、1021日(日)まで、無休で開催しています。

今治市が生んだ国際的なアーティストの共作をぜひご鑑賞ください!!

学芸員 藤本


2018年7月18日水曜日

西日本豪雨後の今治城の状況について

皆さん、こんにちは。


先週、西日本の広い範囲が豪雨に見舞われ、各地で大きな被害が発生しました。被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。

今回の豪雨では、今治市も例外ではなく、大三島や伯方島といった島しょ部では、土砂災害が発生しております。
普段滅多な事では通行止めにならないしまなみ海道(西瀬戸自動車道)も一時通行止めとなり、広島側との行き来が出来なくなった程でした。

現在、一般のお客様から今治城の現状について問い合わせを頂く事が多いのですが、幸いにも今治城では、石垣が崩れたり、建物が損傷するといった被害は受けておりません。
普段通り営業しておりますので、安心してお越し頂ければと思います。

とはいえ、ここしばらくは全国的に猛暑が続きそうですね。
旅行も含め、屋外に出られる際にはくれぐれも熱中症等にはお気をつけください。









                    今治城 伊津見