2019年7月30日火曜日

今治城スタッフポロシャツが出来るまで。


こんにちは。


昔は夏になると、どこからか風鈴の音がきこえてきました。


メイツ出版「四季のプチかわイラストが描ける本」より


最近は、風鈴の音がご近所に迷惑になるかも、と風鈴を軒先にぶら下げるのをひかえることもあるようです。


★東京都環境局ホームページ★
☆生活騒音⇨身のまわりのものが発生源⇨その他☆に
風鈴の音が、オートバイの空ぶかしの音や犬猫などのペットの鳴き声と同列に【生活騒音】として書かれてあるのには驚きました。


時代が変わり、住宅環境や価値観が変わると、
風鈴の音が騒音になってしまうのですね。


風鈴のルーツといわれている風鐸(ふうたく)は、魔を祓う道具で、その音がとどく範囲は清浄だとされていたそうです。なので室町時代以降の貴族たちは、災いをはねのけるため、自宅に風鐸を吊るすようになったとか。


江戸時代には「風鈴売り」があらわれ、庶民にも夏の風物詩として親しまれるようになり、各地で「風鈴祭り」が行われるようになったようです。



メイツ出版「四季のプチかわイラストが描ける本」より



前回のスタッフブログで、新旧館長が着ていた〈今治城スタッフポロシャツ〉をどのように作ったか報告させてください。









ポロシャツの前の左胸にある今治城のイラストは、

今治城築城・開町400年祭(平成15年)のとき、今治市のシンボルマークを募集し、応募総数258点の中から選ばれた、土井中さん製作の作品です。

来館者の方々に、今治城の職員であることをわかりやすくするためにイラストと漢字で表記しました。


今治城築城・開町400年祭実行委員会事務局編集


今治城イラストのことは、こちらの5ページに掲載されています。


ポロシャツ後ろ側のカブトをかぶったバリィさんは、今治城ミュージアムショップで販売中の館バッチからいただきました。
バリィさんが「うさ耳カブト」をかぶって藤堂高虎に扮しています。




海外からのお客さまも多数いらっしゃるので、


 STAFF 
Imabari  castie

と入れました。






ポロシャツ右袖にある家紋は
今治城を築城した藤堂家の藤堂蔦紋です。



ポロシャツ左袖にあるのは
藤堂家の後を継いだ久松家の星梅鉢紋です。



今治城職員が、このスタッフポロシャツを着ることで、来館者のみなさまが一目で職員だとわかるように、我々がより一層きめ細やかなおもてなしができるようなデザインを考えました。

ポロシャツのデザインが決まるまで、職員みなでいろいろとアイデアを出し合い、色を決めて業者に発注。

ポロシャツが出来上がるまでは待ち遠しく、とても楽しみでした。

職員一同、ポロシャツの出来に大満足!
洗い替えのポロシャツも作ってもらっています。
出入りの業者の方々やスタッフの家族にも好評なんですよ。


今治城にいらっしゃいましたら、このポロシャツの職員に気軽にお声掛けください。お待ちしております。


A


第2回今治城写真コンテスト入賞作品展開催中! 表彰式と開展式


こんにちは。


関東甲信もようやく梅雨明けしましたね。これで、梅雨あけしていないのは(梅雨のない北海道をのぞいて)東北だけになりました。


気象庁は「体調を崩しかねない暑さになる」と熱中症対策をするように呼びかけています。よい食事と快適な睡眠で体調を整えられてください。




マガジンハウス Ⅾrクロワッサン 「疲れがとれる!眠るコツ。」より




このように梅雨のようすがわかるのも、1977(昭和52)年に気象衛星の初号機「ひまわり1号」が打ち上げられ、雲のようすを撮影してくれるおかげです。


ひまわりは、地上約3万6千㎞の赤道上空にいて、地球の自転と同じ速度で飛んでいるので、地上からは、いつも静止しているように見えます。


現在は、「ひまわり8号」と「ひまわり9号」が雲の写真を撮影して地上に送ってくれています。





評論社「せかいのひとびと」より



先週7月20日から第2回今治城写真コンテスト入賞作品展が始まりました。
























同じ日に開展式と表彰式が行われました。


式の準備のようすを、新旧今治城館長が、出来上がったばかりの今治城スタッフポロシャツを着て見守っています。








〈今治城スタッフポロシャツが出来るまで〉は、また後日お伝えさせてください。






準備万端、表彰式が始まります。










今治文化振興会・常務理事の白石卓夫が、主催者を代表して挨拶をしました。







続いて、来賓の今治市教育委員会・教育長 八木良二様から、お祝いのお言葉をいただきます。








稲田館長が受賞者に表彰状をお渡しします。






受賞者のなかで最年少の高校生です。











最後に、審査員をつとめていただいたプロカメラマン片岡正一郎さんに総評をいただきます。


片岡先生は東京を拠点にして、「プレイボーイ」など雑誌のグラビア撮影を中心に活動され、現在は農業写真の分野でも活躍されています。

片岡先生がおっしゃいますには、今のカメラは高性能なのでシャッターさえ押せばどなたでも写真を撮ることができます。
なので、素人の方でも感性と出合い頭のシャッターチャンスで、すばらしい写真が撮れる時代なのです。どうぞみなさん、気軽に写真撮影してください。と笑って話されました。








開展式のテープカット。








すべて無事終了しました。







第2回今治城写真コンテスト入賞作品展は10月20日㈰まで開催しておりますので、どうぞいらしてください。
お待ちしております。




A



2019年7月28日日曜日

水上自転車の試乗会

こんにちは。

今日は夏休み期間中の日曜日。
気温は30度を超え、真夏日となりました。

そんな中、今治城の堀では、水上自転車の試乗会が行なわれていました。




これは、今年で5回目を迎える海上自転車競走(海上自転車競走実行委員会が主催)の関連イベント。

普段、乗ることのない水上自転車。

良い機会だったので、試乗させてもらいました。



意外と(失礼!)安定していて、転覆することはほぼ無いので、ワイシャツとスラックス姿でも大丈夫。
ハイヒールを履いてても大丈夫だそうです。

ペダルを漕ぐスピードに合わせてボートが進みます。
水上は陸上よりも涼しくて、気持ちが良かったです。
お城の堀を自転車のように進むなんて、なかなか体験できないことですね。







試乗会は、9月1日(日)10時~15時にも、同じく今治城の堀で行われる予定です。

そして、海上自転車競走の本番は、2か月後の9月29日(日)。
絶賛エントリー受付中だそうです。




この機会に、ぜひ試乗してみてください。

そして、興味のある方、やる気が出てきた方は、ぜひ本番にエントリーを!!

F





2019年7月24日水曜日

日本遺産のロゴマーク(日本最大の海賊の本拠地・芸予諸島 「日本遺産・村上海賊」)


こんにちは。



フランス・パリのノートルダム大聖堂大火災から3ヶ月が過ぎました。


先月15日、ノートルダム大聖堂で火災後初のミサが行われ、大司教は「ミサは大聖堂に起きたことに心を寄せてくれたすべての人への感謝のメッセージだ」と述べられたそうです。

ミサの参列者が安全のためにヘルメットをかぶる姿を見た大司教は、「少し奇妙だ」とおっしゃられたそうです。











1991年ノートルダム大聖堂は、「パリのセーヌ河岸」という名称で、周辺の文化遺産とともにユネスコの世界遺産に登録されました。

ヴェルサイユ宮殿やエッフェル塔のように単体で世界遺産に登録されたのではありませんでした。






今治城も「日本遺産」に登録されてはおりますが、日本最大の海賊の本拠地・芸予諸島という面のなかの一つとしての登録です。















そもそも日本遺産(Japan Heritage)とはなんでしょう。


★日本遺産・村上海賊の公式お守パンフレットによりますと






文化庁が平成27年(2015年)創設したもので、地域に点在する有形・無形の文化財をパッケージ化し、我が国の文化・伝統を語るストーリーを認定する制度です。今治・尾道市は、2016年度に認定されました。★








有形・無形にかかわらず日本の文化・伝統を語るストーリーを認定するので、下のパンフレットにあるように〈法楽焼〉や〈水軍鍋〉のような郷土料理も日本遺産のひとつになっています。







下のパンフレット右上にある
日本遺産のロゴマークをごらんください。






日の丸の下にある縦線はなんでしょう。

所々に竹の節のように見えるものがあったり、長さが違っていたり。



〈日本遺産ポータルサイト〉で調べてますと、


日の丸は日本を表し、その下の縦格子のように見える線の集合はJAPAN HERITAGEの文字だそうです。

この線の集合は、一つの「面」を形作っています。

つまり、日本遺産を点から線へ、そして面でとらえる「日本遺産」を表現しているのだそうです。















今治城のミュージアムショップでは、日本遺産ロゴマークのピンバッチを〈在庫限り〉で販売しております。






そんな日本遺産・今治城へいらっしゃいませんか。
お待ちしております。


A



2019年7月22日月曜日

今治城で働く人たちと生き物①


こんにちは。


小暑(二十四節気)のころを過ぎ、大暑の頃となりました。




大暑(たいしょ)を迎えると夏本番。一年でもっとも気温が高くなります

うだるような暑さが続きますので、体の具合をくずさないようにお気をつけください。


いま、今治城で働く人たちは総勢20人。

勤務体制は

☆ 職員5人は週5日
☆ 自然科学館のО先生は㈫㈬㈭
☆ Ḿさんは日曜日だけ出勤
☆ シルバーさんは13人のなかで4人ずつシフトを組み、①天守と三つの櫓(②御金櫓 ➂山里櫓 ➃鉄御門武具櫓)の四ヶ所に、お一人ずつ配属されます。


スタッフ20人が協力して、今治城を盛り立てております。







先日、シルバーのUさんが「きょうの今治城の蝉(せみ)は、やかましいぐらい鳴きよるね。せみはどうやって鳴いとるのじゃろ?」とおっしゃられ、その場にいた職員もはっきりわからず、自然科学館のО先生も出勤日ではなかったので調べてみました。




福音館書店「自然図鑑(動物・植物を知るために)」より




多くの昆虫は羽をこすって鳴くのですが、セミはお腹で共鳴して鳴いているそうです。羽化したてのセミは脱皮してぶよぶよ状態なので、うまく鳴くことができないそうです。


ちなみに、 鳴き声を出すのは求愛をするオスだけで、メスは鳴かないそうです。今治城のセミたちも、元気な子孫を残すため、がんばっているのですね。



シルバーさんに「ブログにのせるセミの写真📷を撮りたいので見かけたら教えてください」とお願いしてましたら






シルバーのAさんが、ご自宅の庭で見つけられたセミの抜け殻を持って来てくださいました。


数日後、シルバーのMさんが「桜の葉っぱにセミのぬけがらがありますよ」と知らせてくださいました。








ぬけがらが付いていた木の根元には、セミがはい出してきた穴が、たくさんありました。







セミは、この穴からはい出して砂だらけの体で木を登り、羽化したのでしょう。




福音館書店「自然図鑑(動物・植物を知るために)」より



このブログは、こんなふうにスタッフみなさんの協力のおかげで色々な分野のことが書けています。


今治城は、セミの他にも、たくさんの生き物が暮らしているので、またの機会に紹介させてください。



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