2018年11月18日日曜日

特別展 学芸員による展示解説会(2回目)


こんにちは。

爽やかに晴れ上がった本日は、今治城内にある吹揚神社には、七五三のお参りでお子様を連れたご家族が大勢訪れ、大いに賑わっていました。

そのような中、開催中の特別展「よみがえる瀬戸内の名城 ―今治城絵図・古写真展―」の学芸員による展示解説会を行いました。




今回で2回目の展示解説会になります。




興味関心を持っていただいていた方々や、その時間に今治城を見学していた方々が大勢参加されました。
ありがとうございました。






特別展も、いよいよあと2週間になりました。

今治城の絵図や古写真がこれほどの規模(全39点)で一堂に展示されるのは、初めてのことです。

ぜひ、この機会にご観覧ください。

学芸員 藤本



2018年11月8日木曜日

特別展 学芸員による展示解説会(1回目)


こんにちは。

先月以来、秋らしい爽やかな天候が続いておりますが、如何お過ごしでしょうか。

「文化の秋」に相応しく、各地で様々な文化事業が行なわれていた114日(日)、今治城では、開催中の特別展「よみがえる瀬戸内の名城 —今治城絵図・古写真展―」について、学芸員による展示解説会を開催しました。




今回、展覧会を準備していて気づいたことは、現存する今治城の絵図は、みんなバラバラで違う内容が描かれているのではなくて、似た内容のものが多いこと。
そして、作成時期や目的に応じて、いくつかのグループに分けることができることです。

このような、今治城の絵図の特徴や、絵図が作成された目的の説明も交えて行いました。




ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

展示解説会はもう1回あります。次回は1118日(日)14時から(約40分間)です。

また、特別展は122日(日)まで、無休で開催しています。

この機会に、ぜひ今治城にお越しください。

学芸員 藤本

2018年11月3日土曜日

今治藩ゆかりの史跡⑤~大浜八幡大神社~

皆さん、こんにちは。

昨年12月からスタートし、今年1月以降長らく更新が中断していた今治藩ゆかりの史跡を紹介するシリーズですが、今回よりまた再開したいと思います。

今回取り上げますのは、今治市の北部、来島海峡に近い大浜地区にある大浜八幡大神社です。


神社の拝殿です。

創建された年は不明ですが、古代からこの地に鎮座している神社であり、小千命(おちのみこと)を祭神としています。

この小千命は、越智姓の元となった神様とされていまして、神社境内から少し離れたところには「越智氏族発祥之地」の碑が建てられています。

全国の「越智さん」の起源がこことされています。

大浜八幡大神社は、当初は「大濱宮」と称していたそうですが、859(貞観元)年に、大分の宇佐八幡宮から八幡神を勧請して以降は、現在の社名に改めました。
その由緒から伊予国守護の河野氏や、近隣の来島を拠点としていた来島村上氏といった、地域の有力者から代々崇敬を集め、庇護を受けてきています。


江戸時代に入り今治藩が成立すると、大浜八幡大神社は越智郡の総氏神として地域から厚い崇敬を受け、歴代今治藩主やその家族も度々参詣しています。

また、旧暦8月15日(現10月第2日曜日)に行われる大祭は、江戸時代においては今治地方最大の祭りで、神社から繰り出される神輿が城下町だけでなく、今治城内まで入り込んでいました。

現在でも参道入口に立つ大鳥居や、城下町の商人が寄進した狛犬・灯篭といった石造物からも、大浜八幡大神社がいかに地域の人々から厚い崇敬を受けていたかが窺えます。


参道入口に立つ大鳥居。


境内の様子。


城下町の商人・黒部重好が奉納した石灯篭。
黒部家は、江戸時代の今治の豪商で、藩札の発行にも関与しました。


大浜八幡大神社前の大浜漁港から、来島海峡を望む。


              今治城学芸員
                                   伊津見

2018年10月23日火曜日

今治城の堀で「海上自転車競走」が行なわれました!


こんにちは。

好天に恵まれた先の日曜日の21日(日)、今治城の堀で「海上自転車競走」が行なわれました!!

本来は930日(日)開催だったのですが、天候の影響で、この日に延期されていました。
晴れて良かった。




海上自転車競走とは、水上にボートのついた自転車を浮かべ、競走するものです。





今治市は瀬戸内海に面していて、造船業が盛んであるなど、海に関わりの深い地域であるとともに、海上を自転車や歩行で通行できるしまなみ海道があり、国内のみならず世界中のサイクリストから注目されています。

今治に関わりの深い「海」と「自転車」を合体させた素晴らしい企画です。

そして、なぜ会場が今治城の堀なのかというと、今治城も瀬戸内海に隣接し、堀には海水が流入している珍しい構造になっており、堀にはクロダイ(チヌ)やボラなどの海の魚が回遊しています。それ故に「海上」としています。

今治城の特徴もしっかり反映されています。

海上自転車競走は、毎年行われ、今年で4回目。
恒例行事になりつつあります。
レースには、愛媛県内外から約150名が参加されました。



みなさん、楽しく、熱く、レースを満喫されていました。







今治城の名物企画として、毎年琵琶湖で開催されている「鳥人間コンテスト」のように末永く続いてほしいと思います。
次年度の開催が楽しみです!!

学芸員 藤本



2018年10月17日水曜日

講演会「今治城下絵図をデジタルマップで読む」


こんにちは。
最近は秋らしい爽やかな気候で、晴天が続き、過ごしやすくなりました。

そのような好天のなか、先週末の13日(土)に、今治城内の会場にて、講演会「今治城下絵図をデジタルマップで読む」が開催されました。

最初に今治城学芸員による講演会の趣旨説明が行われました。


この催しは、現在開催中の特別展「よみがえる瀬戸内の名城 —今治城絵図・古写真展―」の関連企画です。
今治城の絵図について、もっと深く知り、色々学ぼうという意図で計画しました。

講師には、歴史地理学をご専門とされている徳島大学教授の平井松午(しょうご)先生に来ていただきました。


現在、天守3階に展示中の「安永八年今治城絵図」について説明される平井先生。


今治城の城下町絵図を、GIS(ジーアイエス。日本語では地理情報システムと訳されます)という手法を用いて、コンピューター内でデジタルマップ化し、現代の地図に重ね合わせるなどをして、分析されました。

GISを駆使する事で、江戸時代の今治城やその城下町の区画が

地図上に浮かび上がってきました!


現在の技術を用いると、絵図から色々な情報を瞬時に読み取ることができ、しかもわかりやすく表現することができるんだなあ、と感心しました。
聴講された皆さまも、新鮮な刺激を受けたのではないかと思います。

     
参加者の方も興味深々に聴かれていました。

 今回の成果をもとに、今治城や今治市街地の歴史の解明、および振興につなげていければと思います。

なお、参加者は定員いっぱいの60名でした。多くの方にご参加いただけました。
ありがとうございました。

                 今治城 藤本・伊津見

2018年10月7日日曜日

第18回「瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ」が開催されました!

皆さん、こんにちは。

今治市と尾道市では、今月5日~7日にかけて第18回「瀬戸内しまなみ海道スリーデーマーチ」というイベントが開催されました。

このスリーデーマーチというのは、愛媛県今治市と広島県尾道市の2つの自治体を舞台に、瀬戸内の島々や橋を3日間歩いて回るウォーキングイベントです。

コースは全部で12。
3日間かけて今治~尾道間をしまなみ海道を渡りながら走破するコースや、日本遺産の一部に含まれている来島城を巡るコース等が用意され、多くの参加者が秋のしまなみ海道の景色を堪能されていました。

ここ今治城は、そのスリーデーマーチのスタートとゴールに設定されており、期間中は多くの参加者とスタッフで賑わっておりました。


今治城二之丸跡である吹揚公園が会場です。

吹揚公園はスタート地点でもあり、ゴール地点でもあります。

飲食店等のブースも出ており賑わっていました。


鉄御門をくぐっていざ出発!



コースの長さにもよりますが、朝方出発された方は午後3時くらいから続々と今治城にゴールされていました。

ここ最近は、西日本豪雨や台風等、自然災害が相次いでおりましたが、この3日間の今治城は久々に多くの人で活気を呈しておりました。

来年も行われるこのスリーデーマーチ。
興味のある方はぜひ参加されてはいかがでしょうか。


                    今治城 伊津見
                     

2018年10月6日土曜日

特別展「よみがえる瀬戸内の名城 ―今治城絵図・古写真展―」が開展しました!!


皆さん、こんにちは。

台風25号は、幸運にも今治地方には大きな影響はなく、本日は朝から快晴となりました。
ただ、夏が戻ってきたような気候で、暑いです。。

そのような中、本日から、今治城天守3階にて、特別展「よみがえる瀬戸内の名城 今治城絵図・古写真展―」が開幕いたしました。


特別展のポスターです


 今治城の絵図や、幕末に撮影された今治城の古写真を、これまでに無い規模で一堂に紹介する企画です。

江戸時代の今治城は、どんな形や姿のお城だったのでしょうか。

江戸時代前期の重要資料「正保今治城絵図」は大型出力用紙で原寸大で再現。


今治城の絵図には、実は様々なタイプがあります。どんなタイプがあるのでしょうか。


愛媛県最古といわれる写真は、実は今治城を撮影したものです。今治城のどんな姿が撮影されているのでしょうか。

今治城を写した貴重な古写真のコーナー


明治時代初期、廃城した頃の絵図資料も。


などなど、見どころは盛りだくさんです。

122日(日)までの開催です。
この機会に、ぜひご覧ください。

学芸員 藤本