2019年5月27日月曜日

今治城の天守 つづき


こんにちは。



ツバメが家の軒先で、巣作りする季節なりました。


今治城の天守でもハトが巣作りをしようと、半開きにしてた鎧戸とガラス窓の間に木の枝をせっせと運んでいました。


鳩の鳴き声と、ガラス越しに鳩の姿を見た観覧者の方々が
「ハトが閉じ込められています!」と教えに来てくださいます。

天守のまわりを鳩がテケテケ歩くようすは、平和そのものです。



ちょうど先週の新聞(5月25日朝日新聞)に、このような記事があったので載せさせてください。








話がそれてしまいました。
では、天守の話をさせていただきます。



お城といえば天守、のような情報発信が多いせいか(お城=天守)のイメージがありませんか。


お城を構成しているのは、天守の他に、堀・石垣・櫓・御殿・門・橋などがあります。





戦国時代から江戸時代に建造された天守のうち、火災や解体危機や、戦争による被害を乗り越えて現存している天守が12あります。







国宝や重要文化財、世界遺産にも指定されている名城ぞろいです。



天守は時を経て、軍事的利用から権威の象徴へ変化していきました。


天守は、幕末のころ約70があったそうですが、ほとんど明治時代初期に解体されたため、残った天守は約20だけになりました。


その後、戦災や落雷火災で焼失したので、
現在まで往時の姿を残している天守は、
わずか12です。


そのなかの4つが四国にあるので、悠久の歴史を訪ねられてはいかがでしょう。



今治城は現存天守ではありませんが、石垣と堀は江戸時代のものです。
石垣と堀をながめてロマンを感じられてください。



A

2019年5月24日金曜日

今治城の天守


こんにちは。



2012年5月22日、東京スカイツリーが開業しました。
世界一の高さ(634m)を誇る自立式電波塔です。


1958年に完成した東京タワーは333m。
今は、その役割をスカイツリーに譲ったものの、東京のシンボルとして多くの人に愛されています。



今治城の天守の高さ
地表面から31.8m
建造物のみの高さ28.2m



天守はお城のシンボルです。










天守を知ることで、お城の興味が倍増すると思うので、今治城の天守を紹介させてください。



現在の天守は、昭和55年(1980)に再建した模擬天守です。

内部は歴史資料館と自然科学館になっています。









最上階からは今治平野・瀬戸内海・四国山地を一望することができます。










今治平野






瀬戸内海





四国山地





1602年、築城の名手といわれた藤堂高虎がこの地に城を築き始めました。








約5年の歳月をかけて1607年の頃に完成されたと考えられています。




創建時の五層天守は、各階を順次小さくして積み上げる史上初の「層塔型」でした。
従来の望楼型と比べて構造が単純で容易に建立できるので、その後の天守のモデルになりました。



今治城の天守は、1610年に丹波亀山城(京都府)に移築され、1869年(明治2年)の版籍奉還まで、天守がないお城でした。



次回は、天守とはなにか、をお話しさせてください。




A





2019年5月21日火曜日

今治城に和太鼓が鳴り響く


こんにちは。


二十四節気のひとつ、小満を迎えました。
畑では麦の穂が実り少しずつ色づき始めています。


5月19日午後 福岡から和太鼓を演奏する壱(ICHI)さんがいらして、
和太鼓を打ち鳴らしてくださいました。
























和太鼓を世に広めようと、お城や神社で和太鼓を演奏してらっしゃるそうです。


さすが、日本古来の楽器。


お城の雰囲気にピッタリの音で、空気をゆるがす波動が体中に振動するのを感じました。
天守の中で観覧中の方々にも和太鼓の音と波動が届いてたようで、一階に降りていらして拍手をされていました。


お城で和太鼓といえば「陣太鼓」。

陣中において戦士の士気を鼓舞し、勝利へ導くために打ち鳴らされました。



今治城は幸いにも戦場にならなかったので、戦いのために陣太鼓が鳴り響くことはありませんでした。



そんな今治城にいらっしゃいませんか。
お待ちしています。


A






2019年5月20日月曜日

今治城の石垣 (松山城と大洲城と宇和島城の石垣)


こんにちは。



梅雨入り前のこの季節、木々の緑は鮮やかで森林も自然であふれています。森林浴に最高の季節ですね。



昨日、鹿児島の屋久島で豪雨にともなう土砂崩れで孤立し全員救出された登山者のみなさんも、新緑に包まれた屋久島に癒されに行かれたのでしょうか。



思いがけない災難にあわれましたが、全員無事でなによりでした。









連休中、観覧者の方々から「今治城の石垣はスゴイですね」とお褒めの言葉をたくさんいただきました。


今日は今治城の石垣のどこがスゴイのか紹介させてください。



今治城の石垣は、大小さまざまな自然石をほとんど加工せずに積み上げる野面積みという技法で作られています。



石垣勾配のそりが少なく直線的で粗野な印象ですが、排水に優れ頑丈な作りです。砂浜に立つ石垣としては驚異的な高さ(9~13m)です。



隅角は、やや加工した長辺石と短辺石を交互に積む初歩の算木積みで積み上げられました。







今治城の石垣には白くてつやのある石が混じっています。
これは大理石で、石垣に使われるのは珍しいことです。









所々に空いてる穴は、貝が空けたもので、もともと海岸にあった石が使われたことを物語っています。


詳しくは、今治城2階にある自然科学館に展示説明していますので、ぜひいらしてください。




















貝が穴をあけた大理石








石垣全体の90%以上は花崗岩が用いられています。









今治城のほとんどの石垣は江戸時代のものですが、昭和・平成に作られたのもあります。


山里櫓への階段の壁面や







天守の土台などです。
  







ちなみに、今治城一階トイレの壁は江戸時代の石垣です。
天守の再建時に櫓の基礎を利用しました。

どうぞ、ご覧ください。








愛媛県にある他のお城(大洲城・宇和島城・松山城)の石垣と見比べて、今治城の石垣を味わってください。






大洲城











宇和島城














松山城





















A




2019年5月15日水曜日

別宮小学校と明徳高校のみなさん


こんにちは。



京都では今日「葵祭」の最終日をむかえています。
平安装束に身を包んだ人々が京都御所から下賀茂神社へ、さらに上賀茂神社へ王朝行列が進みます。



もう一つ忘れてならないのが「沖縄本土復帰記念日」。
第二次世界大戦後27年経った昭和47年(1972年)の今日、沖縄が日本に返還されました。今から47年まえのことです。




報告が遅れましたが、4月26日 別宮小学校と明徳高校のみなさんが今治城へ来てくださいました。














小学生のみなさんが、お友だちと頭を寄せて展示物を見るようすはとても可愛らしく、見ている職員を笑顔にしてくれました。


明徳高校のみなさんも各階を熱心に見て回ってくださいました。さすが高校生、観覧のようすが大人びていました。


別宮小学校と明徳高校みなさん
ご来城ありがとうございました。













これからも子供たちが安心して今治城で歴史を学べる
平和な時代が続きますように。



A





2019年5月13日月曜日

国際博物館の日に学芸員によるギャラリートーク(半井梧菴企画展)


こんにちは。


5月12日は国際博物館の日にちなんで、今治市内文化施設も観覧料が無料でした。

















おかげさまで499人もの観覧者が、いらしてくださいました。






シルバーさんが「今日は国際博物館の日にちなんで観覧料無料です」と説明しました。そして、今日は特別に今治城特製のポストカードもプレゼントしました。








きょう5月13日は「愛犬の日」です。

昭和24年の今日、ジャパンケンネルクラブが設立されたことを記念して制定されました。今治城は以下のことを守り、飼い主さんが抱きかかえてくだされば、犬も天守に入ることができます。


吠えない・噛まない・よだれをたらさない・床を歩かさない。


シルバーさんが説明しています。







この日は山里櫓にて
企画展「刊行150周年記念 半井梧菴と『愛媛面影』」のギャラリートークがおこなわれました。








山里櫓は、駐車場から土橋を通って鉄御門をくぐり、まっすぐ歩くと見えてきます。











 たくさんの方々が、藤本学芸員の解説に集中して耳を傾けておられました。

ギャラリートークが終わったあとも個別の質問があり、藤本学芸員が詳しく解説しました。



       










こちらが半井梧菴が書いた「愛媛面影」です。









梧菴が今治城を写した写真。伊予で一番古い写真といわれています。これを参考にして、今の櫓が再現されました。






「愛媛面影」にある今治城







右下、木々にかこまれているのが今治城です。すぐそばに
海が広がり、帆舟が行き交うようすが見えます。

今、最新のメカを搭載した鉄の船が昔と同じ航路を進むのを梧菴が見たらどうおもうでしょう。そんなことを想像しながら展示物をみるのも楽しいかもしれません。


道後温泉のようすも描かれています。


昔の道後温泉は、馬を湯治できる温泉があったようで、馬が温泉に入ってるようすが描かれているのが見えます。







【注意】
これらの写真はスタッフがブログ用に撮影したもので、一般観覧者は、今治城の展示物は撮影禁止です。



次回の半井梧菴「愛媛面影」ギャラリートークは
6月9日㈰午後2時~開催いたします。


学芸員の解説を聴くことにより、展示物の理解がより一層深まります。いちど観られたかたも、どうぞいらしてください。

お待ちしております。


A