2018年6月11日月曜日

ギャラリートーク(2回目) 企画展「見つけたよ!!昔の出来事 昔の暮らし」


こんにちは。

数日前の投稿では「梅雨なのに空梅雨です」と発信したのですが、この頃は本格的な梅雨の天候になっており、しとしと雨が降ることも多くなっています。

そんな天候の中ですが、昨日[610日]の日曜日に、現在開催中の企画展「見つけたよ!!昔の出来事 昔の暮らし」の学芸員によるギャラリートークを行いました。




午前と午後に2回。
学芸員が、展示の見所などを解説。




午後には強い雨が降るあいにくの天候の中、関心を持っていただいたお客様に来ていただけました。

その中には、本展に資料を出展していただいた所蔵者の方の姿も。

ありがとうございました。


地域に残され、現在まで伝わった興味深い資料の紹介を通じて、地域の身近な歴史や、そんな地域に関心と愛着を持っていただけるような企画になればと思っています。

※企画展の内容は、今治城ホームページの展覧会情報をご覧ください。

そんな本展も、会期は今週末の617日(日)までになっています。

この機会に、ぜひご観覧ください!

学芸員 藤本

2018年6月3日日曜日

大型絵図の撮影


こんにちは。

今治地方は数日前に梅雨入りしたのですが、いわゆる「空(から)梅雨」状態で、初夏の清々しい天候が続いています。

先日、今治城の一室で、今治城が所管する大型の絵図の撮影を行いました。

撮影の様子


絵図は、大型のものになると、持ち運びや開閉をすることが難しく、調査や展示をするにも簡単ではありません。

そこで、このような絵図を高精細度の画質で撮影することにしました。

この撮影で得られる画像データを使うことにより、画面上で微細なところまで観察でき、かつ、実物とそん色ない精度で実物大で復元できるようになります。


業者さんが専用の装置を持ち込み、2日間で計12点の絵図を撮影しました。



専用装置の精度もさることながら、
業者のスタッフさんが撮影の際に、絵図の些細な折れや皺(しわ)を丁寧に直したり、





ライトの当て具合によって、絵図の折れや皺をできる限り目立たなくしたりという、


光の当て方の工夫として、部屋の側壁を使って光を反射させています。

 細かいところまで気を配った作業を行っていたことが印象的でした。このような作業の積み重ねによって、良いデータが得られるのだと思いました。

この撮影によって得られる画像データは、今後の調査や展示で活かしていきます。

直近では、今年の秋(106日~122日)に開催予定の今治城の絵図をテーマにした特別展で、展示や図録に活用する予定です。

ご期待ください。

学芸員 藤本