2018年10月17日水曜日

講演会「今治城下絵図をデジタルマップで読む」


こんにちは。
最近は秋らしい爽やかな気候で、晴天が続き、過ごしやすくなりました。

そのような好天のなか、先週末の13日(土)に、今治城内の会場にて、講演会「今治城下絵図をデジタルマップで読む」が開催されました。

最初に今治城学芸員による講演会の趣旨説明が行われました。


この催しは、現在開催中の特別展「よみがえる瀬戸内の名城 —今治城絵図・古写真展―」の関連企画です。
今治城の絵図について、もっと深く知り、色々学ぼうという意図で計画しました。

講師には、歴史地理学をご専門とされている徳島大学教授の平井松午(しょうご)先生に来ていただきました。


現在、天守3階に展示中の「安永八年今治城絵図」について説明される平井先生。


今治城の城下町絵図を、GIS(ジーアイエス。日本語では地理情報システムと訳されます)という手法を用いて、コンピューター内でデジタルマップ化し、現代の地図に重ね合わせるなどをして、分析されました。

GISを駆使する事で、江戸時代の今治城やその城下町の区画が

地図上に浮かび上がってきました!


現在の技術を用いると、絵図から色々な情報を瞬時に読み取ることができ、しかもわかりやすく表現することができるんだなあ、と感心しました。
聴講された皆さまも、新鮮な刺激を受けたのではないかと思います。

     
参加者の方も興味深々に聴かれていました。

 今回の成果をもとに、今治城や今治市街地の歴史の解明、および振興につなげていければと思います。

なお、参加者は定員いっぱいの60名でした。多くの方にご参加いただけました。
ありがとうございました。

                 今治城 藤本・伊津見