2024年5月17日金曜日

企画展「くずし字を読みたい!―江戸時代の村と古文書―」もうすぐ最終日!!

こんにちは。

現在開催中の企画展は、5月19日(日)が最終日です。

古文書とくずし字に少しでも親しんでもらいたい!!との思いで企画しています。


最初に、江戸時代の代官所で使われていた帳面の入れ物を展示。

これくらいの容器が必要なほどの量の文書を、当時の仕事で使っていたことがわかります。


縦55㎝、幅143㎝、高さ59㎝の木箱です


江戸時代は「文字社会」でした。

今も昔も社会にとって大事な「納税」について、江戸時代の納税にあたる年貢の納入に関わる文書を紹介。

村の年貢の内訳を記した文書


また、「現在の戸籍を移す」行為の江戸時代版である「宗門請手形」という古文書も。

結婚のために移住する時に作成された「宗門請手形」


古文書の紹介に続いては、実際にくずし字を読んでみよう!!ということで、


古文書の文字の解読クイズや、源氏物語の和歌のひらがなを当てる「ひらがなパズル」があります。



パズルの一面にはくずし字の画像。その裏にはくずし字の元の字(ひらがな・漢字)。


くずし字を解読するための便利なアイテムとして、くずし字の辞典の使い方を解説。

赤い箱の辞書は“くずし字”の世界で最も使用されているといってよい「くずし字用例辞典」


最後に、くずし字や古文書学習の先輩たちから、勉強法やメッセージなどを寄せていただいた内容を掲示。くずし字に取り組む上でのヒントが詰まっています。

こちらでご紹介しています。クリックしてください↓

今治城 スタッフブログ: 噛めば噛むほど味わい深い?!古文書・くずし字アンケート結果


古文書を解読できると、昔の生活の様子、人の感性をたくさん知ることができて、とても面白いです。

そして、今の生活や社会を顧みることにもつながってきます。

ぜひ、古文書・くずし字の世界の扉を叩いてみてください!!


学芸員F

2024年4月6日土曜日

ふきあげ姫をよろしくお願いします。

 この度、今治城のオリジナルキャラクターが誕生しました。


その名も「ふきあげ姫」





天守を眺められる吹揚神社(今治城本丸跡)の境内に住みついた梅の妖精で、


かんざしは今治城を築城した藤堂高虎出世の白餅、


梅の髪飾りと着物は今治のお殿様久松松平家の家紋「星梅鉢紋」がモチーフの今治城主リスペクトなコーデできめています。






好きなものは、今治城とお団子、高虎の兜をかぶったバリィさんで、


イヨノ助侍がお友達です。




チャームポイントはお団子のようにもちもちでまあるいほっぺ。


可愛らしい「ふきあげ姫」をこれからどうぞよろしくお願いします。




ふきあげ姫の誕生を記念して今治城オリジナルシールを販売中です。


高虎バリィさん、イヨノ助侍、ふきあげ姫の3種のシールが1シートになっています。






お気に入りのモノに貼るもよし、そのまま飾るもよし、のデザインです。


せひふきあげ姫シールをお迎えしてくださいね。


M






2024年3月29日金曜日

噛めば噛むほど味わい深い?!古文書・くずし字アンケート結果

 展示解説会をききにきてくださった方の「古文書を読めたらもっとおもしろいんだろうな・・・」というつぶやきや、


「古文書の入門的なことを教えてほしいのよ」というガイドさん


そんなご要望にこたえて3月4日から、企画展「くずし字を読みたい!ー江戸時代の村と古文書ー」を今治城の山里櫓で開催しています。






本展は、ヒントを手がかりに江戸時代の村の文書を解読するコーナーやくずし字辞典の体験コーナー、ひらがなパズルなど古文書・くずし字の入門の助けになるような展示にしています。


構成は以下のとおり


1江戸時代の村と文書―文字を使う社会へ―

2どんな文書があるの?

3古文書解読に挑戦

4「源氏物語」広まったのは江戸時代―ひらがなパズル―

5もっと読めるようになりたいーくずし字辞典、古文書学習の先輩たちの勉強法ー



担当学芸員お手製の「ひらがなパズル」




くずし字辞典を使ってみようコーナー



5の「古文書学習の先輩たちの勉強法」コーナーは、事前に実施した「くずし字、古文書解読の学習に関するアンケート」(2024年1月29日~2月12日にGoogleフォームでで実施。)をもとにしています。


アンケートでは35人の「先輩たち(アンケートの対象:くずし字が読める方)」から、ためになるものやクスッと笑ってしまうものまで様々な回答が寄せられました。


ここではその一部をご紹介します。




Q どのくらいの期間でくずし字が読めると感じるようになりましたか?




アンケートの対象者とした「くずし字が読める方」もそうですが、この質問は「読める」とはどのような状態かをあえて具体的に指定しませんでした。


その結果、この他の質問で回答してもらった「くずし字の解読歴」と照らし合わせると、7年以上のベテラン勢20人が「読めるようになったと感じた」のは、5年以上と回答した人が最多の6人となりました。(5年以上・・・6名、4年以上5年未満・・・3名、3年以上4年未満・・・5名、2年以上3年未満・・・2名、1年以上2年未満・・・3名、1年未満・・・1名)


全体の回答で最多だったのは1年以上2年未満の37%ですから、どうやらくずし字解読歴がながくなるほど「読める」と感じるまでの年数が伸びる傾向にあるようです。


最初の数年の「読める」段階から、さらに年数を重ねた「読める」へ。


古文書・くずし字は奥が深いようです。



このことを補足できそうな回答が以下の質問でみられました。



Q くずし字がよめるようになって良かったことがあればお教えください。

Q これからくずし字を勉強する人へメッセージをお願いします。


この回答では、くずし字を読み始めて数年の方はくずし字を読めてうれしい!という、これまでよくわからなかった文字の形が分かるようになり、文字そのものが読めてうれしい、といった気持ちを共有していただきました。


そして、くずし字解読歴が長くなっていくと、


手紙や日記を読んで「過去を生きた人と直接つながれるような感覚」


「その内容を理解して、当時の人たちの気持ちがわかったような気持ち」


「先人の生き方や思いに触れて、自分自身を見直すことが、よくあります。」


といった古文書の内容を味わう楽しさを教えていただきました。


長年かけて噛めば噛むほど味がでてくる古文書……


古文書入門者の方やこれから勉強を始める方は、ぜひこの様々な楽しさとの出会いを楽しみに学習していってください。



アンケートでは、おすすめの勉強法などについても質問しました。


以下は展示室に掲示しているパネルです。


くずし字学習の先輩たちのメッセージをぜひご覧ください。











 












企画展は5月19日まで開催中です。


会期中にぜひご来館ください。


学芸員M





2024年3月15日金曜日

古文書を保存する、修復する、活用するーにじの会研修会ー

 3月13日、14日に今治市の学芸員の勉強会「にじの会」🌈が開催されました。






毎年恒例の研修会。


今年度は、紙資料(古文書など)の保存や修復がご専門の元興寺文化財研究所の金山正子先生にお越しいただきました。



1日目は、まず座学で紙資料の修復に関する基本的な考え方や事例を学び、



後半部分では各館の収蔵庫にあわせた環境管理の仕方について先生の意見をうかがったり、今治城と村上海賊ミュージアムの収蔵資料を実際に先生にみてもらいどのような修復ができるか、今後どのような環境で保管しておくべきかといったことを教えていただきしました。



「修復できるでしょうか…?」



経年劣化により継目が外れた古文書





2日目は実習。


練習用に穴をあけた和紙で「手繕い」の練習をしました。


虫害などにより古文書あいた穴を修復する際に使われる技法です。



和紙を穴の形にあわせてちぎったもの(ちぎるのが慣れるまでは難しい!)に小麦澱粉糊をぬり、






穴に貼り付けていきます。






また「投げ裏打ち」という修復技法も体験。






(「投げ裏打ち」の体験の様子は、今治城公式Xに動画あげています。3月14日のポスト)




そして最後に「紙縒り(こより)」づくり。


紙縒りは、細く切った和紙をひねってひも状にしたもの。


冊子体の古文書のとじ紐としてよく使われます。







うまくできた?



つくった紙縒りはこのように帳面の綴り紐になります。








完成!




紙資料の保存や修復について多くの知識と気付きを得た研修会でした。


今後の各館収蔵品の保存・活用にしっかりと役立てていきます!


学芸員M


関連記事(前年度のにじの会研修会は刀剣)⇒ 今治城 スタッフブログ: 甲冑がよりかっこよく!

2024年1月31日水曜日

「城カード今治城」を販売しています

 2024年1月1日に「日本100名城 城カード 今治城」の販売を開始しました。




「日本100名城城カード」は、公益財団法人 日本城郭協会が発行しているお城のカードで、表面に城の写真、裏面には城の基本データが掲載されています。


これまでに、


2018年 第1弾 現存天守12城


2020年 第2弾 現存三重櫓5城


2021年 第3弾 再建天守7城


2022年 第4弾 5城


2023年5月 第5弾 8城


2023年10月 第6弾 9城


が発売されてきました。


そして、2024年に第7弾として9城が発売。そのうちの1つが今治城です。


価格は350円(税込み)で今治城天守1階観覧券売り場で販売しています。


登城の記念にぜひお求めくただい。




2023年12月30日土曜日

年末・新年の今治城情報

今年もたくさんご来城いただきありがとうございました。



年末は12月29日から30日が「休館

新年は1月1日から「通常通り開館」です。

2024年もどうぞよろしくお願いいたします。


さて、年末から新年にかけての今治城イベント情報を3つお届けします。



1つめ 今治城オールナイトライトアップ

通常は毎日日没30分後から22時までのライトアップですが、

12月31日の夜から1月4日の朝にかけては「オールナイト」になり、

日没30分後から翌朝6時までライトアップしています。

深夜の今治城もぜひお楽しみください。




2つめ 御祝印(限定御城印)の販売

2024年元旦から「御祝印」の販売をいたします。

今治城吹揚公園の藤堂高虎像が建立されて20周年。

これを記念した「御祝印」です。





ぷっくりと浮き上がる「藤堂蔦」がポイント。






また、「日本三大水城 今治城」の印はスタッフが1枚1枚心を込めて押しました。


限定2000枚、500円(税込み)での販売です。

お一人さま5枚まで。通信販売はありませんので、悪しからずご了承ください。



3つめ 入館でプレゼント 高虎バリィさんしおり2024年お正月バージョン

元旦から、今治城観覧券をご購入の方先着2000名様に「高虎バリィさんしおり2024年お正月バージョン」をプレゼントします。

高虎のうさみみカブトをかぶったバリィさんがお正月をお祝いしている図柄です。




例年通りの入館者数であれば三が日分はあるはずですが……数量限定ですので、「必ず欲しい!」という方ははやめのご来城がおすすめです。


吹揚神社で初詣、そのあとは今治城の天守展望台で絶景をご覧ください。


以上、年末から新年にかけての今治城イベント情報でした。




最後に、三が日の「臨時駐車場」情報についてもおしらせいたします。

2024年1月1日から1月3日までの3日間、通常の駐車場の他に、臨時駐車場を設けております。

期間:2024年1月1日(日・祝)~1月3日(火)
   8時30分~17時30分
   ※上記の時間以外は施錠いたします。時間内のご利用をお願いいたします。

場所:今治市立吹揚小学校(今治市黄金町3-3)運動場

詳細は今治城HP「おしらせ」欄をご覧ください




それではみなさま、よいお年をお迎えください。







2023年12月4日月曜日

2023年の紅葉振り返って

こんにちは。


寒い風が吹き、マフラーや手袋をした方がいいかなと思う日が多くなってきました。


寒さが増してきて今治城の紅葉もほぼ終わりました。


本格的な冬が来る前に、今年の紅葉の様子を今治城の紅葉スポット「鉄御門(くろがねごもん)」前の写真で振り返ってみます👇




11月4日 色づき始め(まだ緑の葉も。秋が始まります!)





11月24日 見ごろ(鉄御門の黒・白と紅葉の赤のコントラストが美しい👏)






12月3日 ほぼ散りおわり





約1か月のあいだ紅葉を楽しむことができました🍂


これからの季節は空気も澄んでまた美しい今治城を見ることができます。


冬の今治城もお楽しみに!



🏯特別展情報🏯

今治城山里櫓にて「動乱の時代と人びと―今治市域の幕末ー」を開催中です。


「動乱の時代」幕末に、時代の波にのまれながら、あるいは立ち向かいながら、時にはしたたかに生きた人びとの生き様を、今治市域ゆかりの歴史資料から紹介した展示です。


会期は12月10日まで。


あと数日となっております。ご来城をお待ちしてます😊


特別展「動乱の時代と人びと―今治市域の幕末ー」詳細情報