この度、今治城ホームページの「おしらせ」欄にて、今治城の収蔵資料の一部である「石丸家文書」の目録を公開しました。
目録を公開した石丸家文書は、江戸時代に桜井村・朝倉下村(ともに現今治市南東部)の庄屋を勤めた石丸家に伝来した古文書・記録類347件です。
当文書群には、明和から幕末の村政・年貢・治水・普請などにかかわる近世文書のほか、衛生委員任命状など明治期の文書も4点含まれています。
安永2年(1773)「伊豫国越智郡御料朝倉下村・私領朝倉中村弐ヶ村立会 用水堰当巳春御普請出来形御届帳」(石丸家文書230) 洪水で破損した堰の工事が完成した後、その工事を事前の届出通りに実施したことを報告した文書。工事は今治藩領の朝倉中村と幕府領の朝倉下村の共同で行われ、両村の村役人から当該地域を管轄していた笠岡(現岡山県笠岡市)代官の野村彦右衛門へ報告書が提出された。 |
関連記事:「池田家文書目録」公開によせて
学芸員M