2020年6月16日火曜日

今治城の自然科学館にある【白鳥の剥製(ハクセイ)】


こんにちは。


今日、観覧者のお一人から「ナウマンゾウの化石はどこに展示してるの?」との質問をいただきました。




その方は、今治城に自然科学館があるのをご存知のようでした。お城の自然科学館では、このようにナウマンゾウの化石を展示しています。



見学中の岡山理科大学の教授と学生さん


前にもお伝えしましたが、天守(五層六階)の内部は歴史資料館になっており、天守の二階から行ける多聞櫓は自然科学館になっています。


自然科学館はナウマンゾウの化石の他に今治城の自然魚貝類の標本・鉱石・鳥類の剥製などが展示・解説されています。


入ってすぐの場所が今治城の自然】のコーナーになっていて、
★今治城のいきもの(魚・鳥・希少な動植物)
★貴重な自然環境
★石垣の特徴などを紹介しています。










こちらの魚たちは、本物の魚を特殊な技術で加工した〈魚の剥製〉です。魚たちの視線がこちらを向いているように感じるのは、気のせいでしょうか。





そして一番奥に白鳥の剥製(ハクセイ)が展示されているのですが、泣き出す子供がいるほどの迫力です。大人がみてもギョっとする大きさなので、小さな子供が下から見上げると恐ろしいのかもしれません。



見学中の岡山理科大学の教授と学生さん



この剥製は、1982(昭和57)年1月に今治城の堀で亡くなったコブハクチョウ。剥製にするのに2か月かかったそうです。

今現在、松山城の堀で飼育されている白鳥もコブハクチョウ。30年近く前は、今治城の堀でも松山城の堀のような風景が見られたのでしょう。


余談ですが、もっと昔は吹揚公園に小さな動物園があって、孔雀(クジャク)もいたんですよ。お猿さんもいて、エサ用に売っているビスケットをあげた覚えがあります。


今、お城の堀に白鳥はいませんが、いろいろな水鳥が水中にもぐって魚を獲ったりしています。人の少ない早朝なら、彼らの姿をゆっくり眺められるかもしれません。